2008年08月02日
平均寿命まで生きる術は?
木曜日は月末、総会が開催されたホテルでは、今日限りで退職していく知人のお別れの会がありました。花束を手にした知人と記念写真。59才の定年前の早期退職です。私と同じ年令で複雑な思いであります。
(仕事をしたい上限年令は65才)
今年の労働経済白書には、「団塊の世代」(1947年~1949年生まれ)の人たちの就業に対する意識調査の記述があります。65才までは就業を希望する人が多く、65才を過ぎるとボランティア活動を希望する人が増え、70才ぐらいで完全に引退を考える人が多数派になっているといった結果となっている。私のような自営業主は70才まで仕事したいと考えているようです。
(人生百年)
過日の樋口恵子先生の「平均寿命100才時代」のとおり、日本人の平均寿命は女性85.99才・男性79.19才で、三大疾病(ガン・心疾患・脳血管疾患)が克服されれば、女性は7.12才・男性は8.25才平均寿命が延びると厚生労働省から先日発表がありました。
(老後は35年)
平均寿命は、若年死亡を含めてですから、老年期まで生きている人は百才まで生きることとなります。日本の制度は65才ぐらいの寿命を想定して諸制度を設けていますから、老後想定期間は10年程でしかありません。それが35年に延びるのですから、年金・保険の世代間の負担関係、老後生活設計、資金計画などに再設計が求められます。
(時代を生きる術)
さて、知人の退職で感ずることは「情報化社会で機器を活用できない世代のリタイアか!」であります。「机の上でタイプ打ちしているのは仕事のうちでは無い、お客さまとの営業が一番、後始末は仕事の出来ない人間がすること」と考えて40年、一生懸命働いで会社を成長させたら、社内連絡はメールのみ、ペーパレスで役職にかかわらず自分で入力が求められる時代。気が付けば自分は邪魔者となってしまった。これからの進む情報化社会で、携帯電話の利用もパソコンも面倒という身では、これから35年の老後はつらい。
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Posted by 税理士の星野 at 09:37│Comments(0)