2008年09月22日

考える時間は必要

 テレビはニュース以外は日曜日の大河ドラマ「篤姫」しか見ていませんが、昨日は「男たちの大和」を見ました。


(犠牲を払って学んで来た)

 「男たちの大和」で長島一茂氏が演じる将校が「日本はこれまで、薩英戦争・馬関戦争に敗れ鎖国から開国し、欧米列国の植民地にならずに済んだ。今回の大和の特攻で日本の新たな発展がなされることを信じ、日本のために殉死していこう・・」なるセリフがありました。確かに日本は幾多の転換期に多くの命の犠牲があって繁栄してきたことは事実であります。


(米金融機関への信用不安)

 米国の金融機関不祥事はこれまでの常識を大きく傷つけた。半世紀、貿易立国をめざした日本は米国をワールド・スタンダードとして忠実に従ってきた。会計基準、特に監査業務においては顕著でありました。度重なる米国企業・金融機関の不正・破綻は、職業会計人として再考を求められた気がします。


(冷戦終了後の怪)

 冷静時代に逆戻りを期待するではないが、ソ連が崩壊した後、国際金融機関が怪物となり、為替・商品市場に怪しげな商品を持ち込み、想像を絶する利潤を追い求めて来た。そろそろこの怪物を檻に入れる知恵が必要でないか。この夏のWTO交渉に見るように米国一存で決まっていくことが終演し始めている。日本人も経済大国として、国際社会の秩序を得る新たな価値観を探さなければならない。今回の米国金融機関破綻がどれ程の犠牲を払わなければならないのか分かりませんが、その犠牲を超える新しい時代の到来を望みたい。



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Posted by 税理士の星野 at 06:43│Comments(0)
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