2007年05月21日

会員減少に苦悩する組織

 日曜日は、飯田市で開催されたライオンズクラブ334E地区(長野県)年次大会に出席しました。今年度はトッピックスは国際協会から32年間の「日本・フィリッピン合同医療奉仕活動」に対して最高位賞である「アカデミー賞」を昨年7月ボストンでの国際大会で受賞した報告であります。


(全国で3千名が毎年退会している)

 ライオンズクラブは今、会員企業の業績不振・高齢化・所属意義の喪失・低下を理由として退会者が多く、その減少に歯止めがつかないでいます。組織は発足して半世紀で、成熟期を迎えると、世代間の断層、マンネリ化による手段の目的化などが生じ、組織の再構築期を迎えることになります。ライオンズクラブではこれまでの名誉と次なる時代への対応に苦悩しています。


(成熟期を迎えた組織の共通的難題)

 どんな団体であっても、地域社会に奉仕するとか、会員相互の扶助とかの組織的命題が明確であったとしても、時の経過で個々の会員は現状に満足して、その目的意識が希薄になって行きます。組織の存続が目的となり、当に砂上の楼閣状態になり、かけ声は会員拡大のみとなります。


(原点回帰・・・・)

 時の話題性があり、多くの加入者が集まった組織も、いつかは成熟期を迎え、内的な課題を抱え、会員は理想を評価しても現実に嫌気がさし、組織にほころび出てくるのは世の習いであります。そこで、発足の原点に返る運動が必要であります。自らを律する規範を再確認し、自律した組織運営を堅持し、組織目的をトップから末端まで徹底させることが求められます。


星野会計事務所 http://www.tkcnf.com/hoshino/pc/



Posted by 税理士の星野 at 13:37│Comments(0)
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