2007年09月15日

老人が入院できる病院が無くなる医療改正

 来年4月より医療制度がかわり、医療費の給付抑制策が厳しくなります。高齢者を介護しているお宅では今から対処法を検討する必要がでてきます。今回は問題点だけ羅列させていただきます。


(老人病院が無くなる)

 老人病院(介護保険適用型病院)が無くなる。老人病院には多くの寝たきり老人が入院してりますが、自宅に戻される。急病での入院・治療・手術が終えたリハビリ・療養など中間的な病院については、保険点数を下げ、病院経営が成り立たない方向に誘導する。自宅で介護するには自宅改造が必要になる。


(高齢者保険制度の創設)

 75歳以上の年寄だけを集めての保険制度をスタートさせる。その詳細は不明だが、既往症については保険適用が継続するが、来年4月以後に診療を受けると今まで通りでなく、自費負担が増える可能性がある。


(在宅介護が求められる)

 病院に入院できなくなれば、自宅で介護となります。そこでは、病診連携で掛かり付け医のお世話になることとなりますが、現状では在宅介護に対応できる診療所(在宅療養支援診療所)は整備中とのことで、その動向に注意を払わないと、往診してもらえないケースが出てしまいます。


(老人ホームは満員!)

 行政が運営する特別養護老人ホームの新設は財政難で希望はない。従い、有料老人ホーム入所、高齢者住宅となりますが、これも老人病院が転化して新規開所する増加分を当てにする以外なさそうであります。



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Posted by 税理士の星野 at 07:02│Comments(0)
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