2007年12月05日

国政の行方に憂う

国政の行方に憂う



 12月3日税政連陳情で上京した時に、若林正俊参議院議員東京後援会のセミナーに参加させて頂きました。講師は前参議院幹事長片山虎之助氏でテーマは「これからの政局と地方自治について」でありました。渦中にいた政治家の話はマスコミには流れない話しであり、大いに勉強になりました。
 なお、会場は霞ヶ関ビル33階で、地方在住の者にとって修学旅行で来た東京タワーが同じ高さに見え、お上りさんよろしく目をキョロキョロ状態でありました。

(姫の虎退治)

 片山先生は岡山選挙区で、桃太郎伝説の鬼退治のごとく寸劇入りの刺客姫の選挙運動で、現役幹事長であったにもかかわらず落選された。政策論議もなく、インド洋給油問題・農水大臣外の「政治と金」スキャンダルの逆風で有能な政治家もトドメを刺された。

(難問山積する税制改正・地方自治)

 ねじれ国会が生まれ、消費税増税は先送り、道路特定財源の見直し・地方自治税収格差是正も待ったで、来年は財政的に兆円規模の歳入不足が生じる事となりました。これも国民が選挙で欲した結果でありますから、何も言わんやであります。ただ立法にかかわる方々には国民・国際社会に恥じない政治を願うばかりであります。
 税政連としては、これまでに増して国民の意見を国会議員に訴えることで公平な税制改正をお願いしていかなければ、これからの空白な9年間の政治停滞下、人口減少が国力を低下するなか、日本の国力に一層暗雲が大きくなることが、老婆心ながら心配であります。



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Posted by 税理士の星野 at 14:12│Comments(0)
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