2008年03月23日
業務改善のヒント
日本の間接部門の生産性は国際的に低いと云われています。その改善に参考になる研修会に参加しました。講演「モデリングパターンで学ぶ分析設計手法」であり、講師は渡辺幸三氏、受講者はSEで私一人が他分野からの参加者でありました。
(分析設計手法とは)
SEが業務システムをプログラムする際に、どの様に依頼された仕事を理解し、効率的な業務が実現できるシステムを構築されるかは興味のあるところであります。個別受注が原則であるシステム設計で、過去の知的財産を活かし、生産性を向上させているかに見習うところがあります。
(業務ソフトの特徴)
人間とコンピューターを統合させるには、知的財産たるデータベース(DB)を中心に、動いている社会的な文脈を持ち、変化・発展させる事が大事。かつ、保守し易い仕組みを持たなければならないとされています。
(レファレンスモデル(設計事例ライブラリー)を学ぶ)
プログラムをゼロからコーディングするようなことはまずしません。何らかの既存のコードセグメントを組み合わせるような形で、プログラムは作られてゆくものです。システム設計も同様です。参考になる設計セグメントを組み合わせて発展させつつ、複雑膨大な業務ソフトを設計する。そのための無償のレファレンスモデルを紹介しています。
レファレンス(設計事例)が充実すると、基幹システムがフリーソフトになる。OSがオープンになった様に、オープンパッケージが増えれば、設計技術の優位化が進み、SEから生み出せる価値・個人技術が評価され、システム設計を通して社会貢献できると講師は話されていました。
(事務所で参考にする)
税理士事務所では、電子申告実践・業務でのサーバー活用などで、日常業務の多くはパソコンを使って仕事をしております。今回学んだレファレンスモデルの考え方は、過去の蓄積(DB)を如何に活かし、生産性を上げることに悩んでいた私にとって、これからの業務改善するヒントを頂きました。
星野会計事務所 http://www.tkcnf.com/hoshino/pc/
シニアのための財産と生活を守る会 http://plaza.rakuten.co.jp/sinianagano/
ライオンズクラブ 334E地区マール委員会 http://blog.goo.ne.jp/hsntdnb/
長野ライオンズクラブ http://plaza.rakuten.co.jp/lcnagano
Posted by 税理士の星野 at 08:22│Comments(0)