2008年08月31日

事業承継の諸問題

 税理士会長野県連 ホームページ( http://www.zeirishi-naganokenren.jp/ )広報新着情報欄に 岩崎県連会長よりの「会員への連絡」として、「中小企業庁が推進する「事業承継」事業に関わる問題について」がアップされております。


(岩崎会長のメッセージ)

『中小企業における経営の承継の円滑化に関する法律』が、平成20 年5 月成立、10 月より施行される予定になっています。その内容は、わが国経済の基盤であり、多くの雇用を支えている中小企業の円滑な事業承継を図るため、遺留分に関する民法の特例、金融支援、相続税の特例の適用要件を定める等の措置を講ずるというものです。政府の関係機関においても、この法律の趣旨に従って各種の事業を積極的に推進しています。金融機関においても、金融監督庁等の指導により、「事業承継」のコンサルティング営業を展開しています。この際、特定の会計事務所等と提携して、コンサルティング営業を実施していくことも考えられます。関与先の企業において、担当税理士の知らない間に「事業承継」の具体的な話が進んでいく可能性も十分あります。
 このような事態を避けるためには、日常の業務において関与先との密接な関係を維持し、「事業承継」の問題を含め、関与先の抱える問題を常に把握しておく必要があります。最近の我々を取り巻く環境は大きく変化しています。無用なトラブルの発生を防止するために、日ごろの準備を怠らないようにお願いします。


(メッセージの意味)

 税理士の顧客である中小零細企業は、この20年で100万社廃業となり、最盛期から20%減少し、最近は創業者の世代交代期を迎えていることもあり減少に歯止めがかからない状況であります。経済産業省は地方での雇用確保と知的財産の消滅防止を目指して中小企業診断士を中心に施策を行ってきました。がその成果が出ず、今年より地域にある全ての団体の連携力をもって事業承継(経営承継)にあたる再構築策を施行させています。


(金融機関の対応)

 これまで、事業承継・M&Aを事業内容に取り組んできた金融機関もありましたが、すべてではありません。長野県下ではH銀行で部門を設け長年手がけてきましたが、同じ地方銀行のN銀行は未着手であり、信用金庫ほかも同様であります。国の施策に従い、今年7月よりN銀行が松本の税理士事務所グループと長野の税理士法人と共同し事業承継に取り組むことと報道されました。


(税理士会の対応)

 事業承継では、該当企業の既存顧問税理士と事業承継業務を従事する税理士との間に発生する諸問題を危惧して「県連会長のメッセイージ」を会員に発信することとなりました。その目的は地方経済発展の見地から、国の施策に伴う諸機関の動きは、地方企業活動の発展と雇用の確保に資することであることを確認し、会員間の利害調整を願うと共に、会員に事業承継に理解を求めるものであります。



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2008年08月30日

節税と脱税の間 心の拠り所

 税理士は毎日、営利企業の経営者からの相談に応じています。経営者は儲けることが第一の責務であり、利益を上げ、社業発展のため蓄財することが求められます。ここで、利益を蓄財するには税金というフィルターを通さなければなりません。


(税理士の立場)

 税理士は納税者(企業)に適正な申告を促す社会的使命を持ちます。脱税は社会的罪悪でありますが、会社の発展のためにと税金を逃れることを考える経営者もいなくはありません。そこでは、税理士は適正な納税を指導するのですが、税理士自身に相談者から影響されない「心の拠り所」をもつことが求められます。


(心の拠り所)

 先日、ブログ「宮城・仙台の税理士 田舎税理士岩松正記の日記」に「機関科将校は黒糸の鎧を着た武士」とのテーマで「・・・哲学や宗教で洗われた心を持っていないと、どうしても利己的になる。名利を超越し、下積みに甘んじて、そこで命を賭ける、という機関科的条件が、成り立たなくなる・・・」との文書を読み、「その通り!」と自分の哲学・宗教とは何か求めることが大事と感動を覚えました。



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2008年08月29日

税理士の廃業

 昨日、税理士会員から「業廃のご挨拶」のハガキを頂きました。今年三人目であります。年齢は79才外の二人は87才と同じく79才であります。一般企業の役員定年と比較するとずいぶん高齢まで現役でいられることが士業の特徴であります。


(税理士業務の変化)

 電子申告の推進により、税理士にもIT技能を求められる時代となりました。「電子申告は高齢税理士に止めろと言っているに等しい」と一部にささやかれている通り、進退を求めているのも事実です。税務の高度化は手仕事では追いつかなくなってきました。また、税理士は資格取得時は無収入に近く、独立しても事務所経営が安定するのに年数が必要で、ある程度の年齢にならなければ所期の生涯賃金を得られないことも事実であります。


(事業承継への貢献)

 一般的な「税務だけでやっていればいい!」という時代は過ぎ去っていきます。経営者の身近な相談相手として広範な役割を期待されています。今最も期待されているのは「事業の承継:後継者探しと育成」であります。相談相手として全人格的能力も求められています。


(時代の変化に応じた適応能力)

 求められる知識・技能・人間力をいつまで保持できるかが税理士の課題であります。個人差がありますが、今年廃業した先輩達の年齢より低くなっていきます。平均寿命は90才に近づいて行くのでしょうが、税理士の現役上限(75or70or65才)は低くなっていきます。今、自分の事務所運営(報酬の設定外)と自身の後継問題を考えることが求められています。



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2008年08月28日

オリンピックと日中韓

 北京オリンピックも成功裏に終わり、選手団も無事に帰ってきて良かった。長野で聖火リレーが行われ、中国国民の異常とも思える行動を目の前にして、オリンピックを歓迎しようとする気持ちが薄くなっていた自分としては終わってホッとした気持ちが強い。今さながら、中国と韓国の国民が日本に対する特別な感情が気になります。


(復讐のカタルシス)

 筑波大学の吉田博司教授の2008.8.20産経新聞「正論」に寄せた記事によれば、カタルシスだと解説されています。カタルシスとは精神分析の用語で、抑圧されて無意識の中にとどまっていた精神的外傷によるしこりを、言語・行為または情動として外部に表出することによって発散させようとする浄化法と辞書にあります。


(先祖批判を許さない儒教)

 「中国は長男・韓国は次男、日本は三男」と云われる三男坊の日本に統治された恥辱の事実は、明治の時代に欧米列国の植民地政策から日本を防衛するための自衛というべき軍事行動ではありましたが、中韓両国には大きなしこりとして残ってしまった。教授は「儒教道徳上、失敗した先祖を非難することができないという伝統的なプレッシャがある。そのカタルシスのためには、たとえ植民地化されるという「失政」を犯そうと、自らの先祖を絶対に正しいことをしたと言わなければならない」と解説されています。


(自国の防衛)

 現在の常識ではたとえ自国の防衛としても他国を侵略することは許されませんが、100年以上前の帝国主義時代では許容の範囲ではなかったのか。日本では米国との戦いに敗れ占領軍の統治を受けたが中韓ほどしこりにはなっていない。両国には儒教的な考えをあらため、新しい関係をお互い築きあげる方向に歩み始めてほしい。特に両国政府には歴史教育において見直しをお願いしたい。



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2008年08月27日

地域力連携拠点への派遣税理士募集

 関東信越税理士会長野県支部連合会(県連)より、下記の書面を県下支部長宛に発信します。中小企業の黒字体質転換と経営承継を支援する国の施策に税理士会が協力するものであります。多くの税理士会員が参加されることを望みます。


タイトル  地域力連携拠点事業への派遣税理士の推薦について

時下、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。日頃は、当県連事業にご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

 さて、県連は地域力連携拠点長野経済研究所(八十二銀行系列)のパートナー機関となっております。今後3年間、経済産業省の地域力連携拠点事業は継続しますので、県連としては、長野経済研究所から派遣依頼があった場合の派遣会員推薦リスト表を準備することといたしました。なお、業務としては別紙2の(1)経営力の向上支援の内「新たな経営方法の導入:ITを活用した経営管理」「新事業展開:経営革新」、創業・再チャレンジ支援のうち「創業支援」「再チャレンジ支援」、そして(3)事業承継支援が想定されます。

 つきましては、ご多用中恐縮ではありますが、支部会員の先生に希望をお取りいただき派遣受入会員がございましたら、平成20年9月16日(火)までに文書(FAX可)にて県連事務局まで名簿をご報告いただきたくお願い申し上げます。

TEL 0263-48-5480
FAX 0263-48-5481


◎同封・・・別紙1,地域力連携拠点事業の説明
                http://www.smrj.go.jp/chiikiryoku/summary/index.html
別紙2,地域力連携拠点における支援課題の例 
               http://ogb.go.jp/move/OSHIRASE/KOBO/chiikiryokurenkei_ex.pdf


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2008年08月26日

雑木林も資源になる

 昨日、友人の社長さんから「ちょっといい話」を聞きました。


(製紙用のパルプが不足)

 「パルプは木材やその他の植物を化学的にあるいは機械的に処理してセルロース繊維をなるべく純粋に取り出してもの。紙・レーヨン・セロファンなどの主原料」と辞書にあります。外国から自然資源を単に原料として輸入することが困難になってきています。南洋材は枯渇し、ロシアは禁止などなど自然環境保護の動きは止めようもありません。中国・インドの経済成長は紙の需要を増し、価格の高騰をもたらします。


(日本の資源見直し)

 日本は山間地が多く、緑の豊かな国であります。特に燃料として薪を使わなくなった現在、里山の雑木は放置されたままであります。紙製品の価格高騰は、今まで採算が合わなかった資源の活用に道を開くこととなります。日本国内の森林資源開発に明るさが差してきました。これまで不振であった林業が注目されるとのことであります。


(治山治水)

 国を治める要は「治山治水」と云われてきました。海外からの安い材木に押され、多くの山林は放置され、地面に太陽が差さず、光合成が進まず大事な表土が出来ていません。強風があれば倒木となる状態であります。国もこの状態に危機感を持ち、対策を実施し始めました。ここにパルプ用材としての需要が重なれば、山が生き返ります。



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2008年08月25日

経営革新計画申請の受注

 先週、「経営革新計画に関わる承認申請書」作成の仕事を新規の企業から頂きました。これまで経営革新塾を行っており、承認申請を実施する意義を説明してきましたが、今回は当方からの働きかけでないので、うれしく作業を進めています。



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2008年08月24日

能力開発とは





 医業経営コンサルタント研修二日目で、大きく関心を持ったのが「成長目標としての能力開発」であります。医業経営コンサルティングマニュアルから引用してみると。


(人間性が問われる)

 「職務目標を立ててこれを実行するといっても、問題はその実行力が十分あるかどうか」「仕事の実力はあるのに、人間性が欠けているところがあるために、人と争ったり部下を使えなかったりして、残念ながら大切な仕事を任せられていない人は少なくない。」とあります。


(能力開発の課題)

 能力開発の課題は、

  1,知識に関わること
  2,技能に関わること
  3,人間性に関わること
 
 このうち、一般的にみて、知識の習得が一番やさしく、次いで技能、そして人間性に関わる問題は最も困難な課題であるといえる。しかし、そのことは言葉を替えていえば、人間性の問題が最も大切であることを表している。


(人間性:全人格能力)

 正しいコミュニケイションは、先ず話すことではなく聞くことから始まる。愛ある言葉からチームの力を出せる能力が生まれるとのこと。責任者には「マズローの欲求段階説」の生理的・安全・所属愛・自尊・自己実現の5段階のうち最高位の「自己実現の欲求」が求められる。慈愛に満ち、周囲の人が持つ能力に応じた役割を担わせ、成果をあげるリーダーシップが必要であるとのこと。これは、医療現場だけでなく、税理士事務所でも求められていると自覚しました。



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2008年08月23日

資格更新のための研修受講

 私の仕事は税理士であります。お客様は病院・IT関連・建設・小売・卸等といろいろであり、その業界情報に無関心ではいられません。そこで継続的知識習得のために、医業経営コンサルタント・ITコーディネータなどの資格を取得し資格更新研修会に毎年100時間程出席しております。


(二日で14時間)

 昨日今日は東京品川コクヨホールで医業経営コンサルタントの研修会に参加しております。テーマは「経営戦略支援業務」、講師は協会常務理事:星野氏お一人、講義6時間、演習1時間が一日のタイムテーブルであります。


(講師の話)

 講師の星野氏は、早稲田の理工・混声合唱、大手企業の経営戦略部門出身で、現在はコンサルタント会社の代表という実務家であります。コーラスでは女性とのハーモニーが大事。経営戦略では世界中の情報収集・分析が求められる。今、指導している病院では看護婦さんからの情報聞き取りなどにこれまでの色々な経験が今の仕事に生きている。幅広い経験と実績が仕事の受注をもたらしている。経験は人生そのものだ。今はこうして講師を引き受け、役に立つ後進への指導が楽しみ。等々言い切れる星野さんの人生を楽しんでいる姿に憧れを覚えました。


(感謝)

 宿泊は東京湾お台場のビジネスホテルとしました。ホテル18階から東京新宿方面が見えます。不夜城の様な大都市の景色は田舎もんには何よりの御馳走であります。今日も研修会に参加させてくれている会計事務所スタッフに感謝。




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2008年08月22日

時代小説の愉しみ





 第三木曜日はライオンズクラブの定例会、会場は私の事務所前にあるメルパルクで、徒歩3分12時半より一時間のランチミーティングであります。今回の主要議題は、ボランティア活動がパートナーの事情により減少しているので、より多くの奉仕活動を検討するアクティビティ委員会の設置でありました。そして会員スピーチは菊池会員による「もう一つの時代小説の愉しみ方」でありました。


(時代小説の三パターン)

1,司馬遼太郎の「坂の上の雲」、実際の歴史上人物・事実をリアリティーに書き上げた書。
2,藤沢周平の「蝉しぐれ」、江戸時代の地方下級武士をモデルとした心模様を書いた書。
3,池波正太郎「鬼平犯科長」、時代は江戸時代だが内容は現代に通用し、江戸下町の情感がある書。


(愉しみ)

 主人公を中心に、事実と作者のフィクションを綴り合わせて読み物になっているのが歴史小説なので、一気に読む楽しさは当然ですか、時代考証・江戸時代の地図を広げ、場面を追っていく楽しみもあります。また、どこが史実で、どこからが作者の脚色なのかを見つけるのも、楽しみの一つであります。私も同感。



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2008年08月21日

瞑想の時と孤独の森

 北京オリンピックも中日を過ぎていますが、選手の活躍を報道する新聞記事に「孤独の森」との言葉を発見。夢の祭典オリンピックが終われば、選手は次の舞台まで、それぞれの孤独の森に帰りトレーニングの日々を過ごすとのことであります。


(ゴルフのタイガーウッズ)

 ゴルフ界の頂点にいるウッズは自身の体を日々鍛えているのだが、それは一般人とは違い、特定の筋肉の部位を強化するのに専属のトレーナーを付け、一億円も投資しているとのことであります。テレビでは報道されないところで、天才はゴルフのために筋肉を創り上げていることを知りました。


(ナポレオンの遺言)

 かの有名なナポレオンの遺言は「息子よ瞑想の生活を忘れるな」であると云われています。毎日を忙しく過ごす現代人にとって、大きな教訓を含んだ言葉と言えます。忙しい中にあるからこそ、自らのあり方や方向をじっくり考える必要があります。その時間を持つことが、頭の中を整理する機会になり、具体的な行動への気づきを与えてくれることを教えています。


(自分を見つめ直すとき)

 スポーツ選手が自分の体を鍛え上げるとと同様に、専門職である税理士も常に知的能力をブラッシュ・アップすることが求められると今回気づきました。長年同じ職種に従事していると「慣れ」という落とし穴に陥りやすい。「孤独の森」を自分の生活の中に創らなければと意を強くしました。



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2008年08月20日

キャリアガイダンス講師の依頼

 私の出身高校から「一年生への社会人講師によるキャリアガイダンス」講師の依頼がありました。そこで、生徒に講師のプロフィルを示し、参加する分科会の希望、質問事項を等を準備させるためプロフィルの提出を求められましたので、以下の通り記入しました。


(職業についての一言)

 私は高校在学中に税理士事務所を開業した父親を手伝いながら、依頼者が出来ない税務申告を引き受け、信頼される職業に憧れを持ちました。大学は卒業時の就職を前提に大手建設会社の社長さんがPTA会長であった日本大学に入学しました。父親に恥を欠かせたく無い一念で、日商簿記の受験勉強を始めたところ、卒業時には公認会計士二次試験に合格しました。その時点で、自分の適性を自覚し、後に、税理士の資格も取得し、長野市内で中小零細企業をお客様として30年余、相手の感謝頂ける顔を見れるやりがいのある仕事をしております。なお、仕事内容については私のブログをご覧ください。


(高校生に勧めたい一冊)

 「坂の上の雲」司馬遼太郎著 明治という時代の青春群像で、米国との戦争に破れ、ゼロからのスタートになった日本国民に、立ち上がる元気と、やる気を出させ、再び困難に立ち向かう勇気を与えた書。同種の書として、山岡荘八著「徳川家康」も勧めたい。



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2008年08月19日

社長の高齢化と資産対策





 今年から、TKC資産対策研究会に加入し、18日が最初の受講日でありました。これまで税理士会会務等で日程調整が出来ずにいましたが、ようやく参加でき、期待と不安の初日でした。


(世代交代期)

 ある先輩が「お客さんの社長の年齢は所長の年齢にプラス20-10歳上が多いから、所長の年齢が高くなれば、自然に会計事務所では相続税申告は増える。」と言っていました。確かに、事務所開業歴40年を超えた辺りから相続税案件が増えています。


(事務所の対応)

 現在、私の事務所では顧問先社長の高齢化で実業の客数は減少しています。高齢化・後継者難・業績不振で、本業を止め資産保全としてアパート経営等不動産活用に業態変化する中、会計事務所としてお客様にお手伝いすべく、相続税業務を含む資産対策の知識習得は必要になってきました。


(講師の言葉)

 国税庁では、資産税は特別な領域で、講師も国税庁資産税課勤務が40年とのことで、学問としてより経験が重要視される領域であるとのこと。多少理屈ぽい私としては納得できるお話であり、この研究会に継続して参加していく意欲が湧き出てきました。講師に感謝いたします。



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2008年08月18日

あ!!  日本のお金が消えていく

 今年のTKC関信会長野支部定期総会の基調講演にお招きした講師は落語家桂小米朝先生でした。演目は「王道を見失わずに歩む!!」で、ビジネスにおいて日本伝統の「儲けて、貴方は何をしますか!」の近江商人が行ってきた利益の社会還元と云う徳目が、最近、浮利を追い求める傾向にあることの警告を落語調にお話し頂きました。
 また、日本の経済が落語家の語りになることに驚きを感じ、自分も自分の語りとして整理し、経済を語ることの大事さを自覚しました。桂師匠の話に若干追加してみると。


(固定相場制時代)

 敗戦後、連合国は日本が再び軍事大国にならないよう、農業だけを産業とする厳しい対日管理政策を決めました。米ソ対立・朝鮮戦争勃発により、共産化の楯にする経済復興ドッジライン進展により、25年には戦前水準まで鉱工業生産が回復した。一ドル360円の固定相場制で29年には国際収支が黒字となった。


(変動相場制移行)

 46年、ニクソンショック(金ドル交換制度廃止)、変動相場制移行で円高、金融取引自由化、米国国債購入強要により、米国金融界に日本のお金が搾取され始める。オイルショックにより、国内はインフレとなりトイレットペーパ騒動発生、アラブの王様にこれまた日本のお金が流れて行った。


(プラザ合意)

 60年、世界の基軸通貨ドルを安定させるために外国為替市場での各国協調介入が決まった。貿易赤字の米国経済を安定させたが、ドル紙幣の7割が米国以外で流通して状況下で、金利が付かない為替相場とい美味いビジネスが生まれた。日本のお金が金融マフィアに流れ込んで行った。


(外国投資家)

 平成3年、ソ連崩壊で、冷戦が終了し、米国の勝利、経済的国境というハードルが低くなり、低賃金を求めて資本は開発国で生産活動行うこととなった。先進国の国内は空洞化、失業の増加となった。事実、平成元年の日本株価は38,000円台となった。平成9年には株価は急落、銀行の不良債権を問題視してその処理を加速化さられたなどで、平成20年には14,000円台となった。その過程で日本のお金を握ったのはアラブの王様と世界を支配している金融界でありました。


(ハゲタカ)

 今、世界を支配してるのは金融界を中心とするシンジケート・マフィア。日本の経営者目線ではM&Aであれ再生も「外国人や一部日本のファンド(ホリエモン・村上ファンド)」というヨソ者が土足で会社に乗り込んで来ると映り、そのハゲタカのうたい文句がワールドスタンダードでないのか。


(間違っている)

 儲けることは良いが、得られた利益は社会に還元しなければならない。お金を独り占めすることは許されない世界の出現を望みたい。



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2008年08月17日

ワンセグを試す

 今年のお盆休みはゆっくり過ごし体を休めました。連休前の折り込みチラシにワンセグチューナの売り出しを見つけました。5千円以下でしたので、どんな物か試したいと思い購入しました。


(思った通り)

 パソコンでワンセグと考え、自宅での利用が第一ですが、受信に必要な電波状況は悪く、思った通り映りませんでした。そこで、テレビ用の室内アンテナが必要となり、5千円の追加購入と相成りました。


(でも便利)

 テレビを何となく見てしまう性格ですので、遠ざかっていたら当然、テレビチャンネル権は妻のもので私には無くなっていました。ですが、特別番組位は見たいと考えています。長時間見られない・画面は小さい等々欠点はありますが、チョット見と考えればワンセグは便利であります。




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2008年08月16日

経営承継の難しさとその対処

 500万社の中小企業が20年間で100万社減少し、特に最近は一年で3万社廃業となっています。「今の若い者は覇気がない!自分の若いときは・・・」と嘆かれる老社長の呟きを聞きます。


(30歳代で承継がベター)

 現在の老社長は創業であれ、二代目であれ、30歳から40歳そこそこで代表者に就任している。他人の処で修行し、自社に入社して10年位で代表者になったハズであります。情熱もあり体力もありました。右肩上がりの経済下で事業も成長しました。しかし、今は平均寿命が延び経営承継も遅れることとなります。50歳過ぎての承継では如何なるものか。


(長期停滞の経済)

 現在、70%の中小企業は赤字経営であります。「経営承継は黒字で!」と考え一生懸命ではありますが業績は間々なりません。そんな状態では50歳になった息子すら、多額の借金が抱える後継者になることに躊躇しています。承継はタイミングと事前の準備が必要であります。


(経営革新塾の目的)

 私も二代目であります。平成16年に負債一億三千万円、従業員5名の債務超過の会計事務所を承継しました。従業員の理解で三年で経営の危機は解消し、債務も半分以下になっています。そんな自分自身の経験を経営革新塾で参加者に話しています。8日間24時間のセミナーですので、どうやって改善できたかを具体的に説明していると、参加者の一人が「大型店舗の出店で自分の事業は苦しい、自分と同じような境遇から脱した講師の話には共感できる、自分も困難に立ち向かう」と言葉を返してくれ、最後まで受講頂きました。



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2008年08月15日

税理士集団が進める社会運動

 11日のTKC関信会長野支部第35回定期総会が松本で開催されました。税理士の社会的役割がますます大きくなっている状況下で、楯支部長は今年度のTKC全国会役員大会を受けて、支部会員に年度基本方針と重要テーマにつき説明された。


(基本方針)

 第35回TKC全国役員大会は「企業の黒字化と経営承継」に関するテーマ一色でした。次の二つの言葉にTKC全国会の本年度の重点活動テーマの全てが言い尽くされていると思います。

1,「経営というのは存続しなければならない。そして、単に続いていくだけではなくて、発展性をもたなければならない。つまり、経営とは存続と発展の要請を己の中に抱き込んでいる存在だ。」と飯塚毅初代会長が「経営の四つの特質」で述べたお言葉。

2,「変化はコントロールできない。できるのは変化の先頭に立つことだけである。」とP.F.ドラッカーが「明日を支配する者」のなかで述べ、変化の先頭に立たない限り生き残れることは出来ないし、急激な構造変化の時代を生き残れるのは、チェンジ・リーダーとなる者だけであると言い切ったお言葉。

 TKC長野支部会員全員が、TKC全国会のいうチェンジ・リーダーとなって、関与先の永続発展に貢献できるよう全力を挙げて取り組んで参りたいと思います。


(重点テーマ)

1,TKC全国会重点活動テーマを積極的に推進し多くの支部会員の表彰を目指しましょう。

(1)継続MAS(経営計画策定ソフト)の有効利用、
(2)FX2(財務会計ソフト)の利用促進、
(3)書面添付の実践、
(4)電子申告の実践、
(5)巡回監査率の向上、
(6)黒字決算企業数の増加、
(7)経営革新計画の承認、
(8)経営革新セミナーの開催

2,TKC中小企業の経営承継円滑化支援大作戦に積極的に取り組みましょう。

3,全国会、地域会及び会員事務所の基盤強化を図るため、会員増強に努めましょう。

4,金融機関との交流会(経営承継支援勉強会)を、ブロック単位で開催しましょう。


(報告事項)

 今年のTKC全国大会では、前国税庁長官大武健一先生が全国会筆頭副会長にご就任頂きご指導を頂けることとなったとのことです。大武先生は「電子申告推進の原動力となったTKC会員は、巡回監査時に財務ソフト(FX2)を社長さんとの対話ツールとしてしてきたことが、その優秀さを誇れることとなっている」と話された。そして、税理士制度の国家的有効性を東南アジア等新興国に伝えて欲しい期待されました。



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2008年08月14日

日本三大車窓





 税理士会会務で長野・松本間のJR篠ノ井線を利用していますが、姨捨駅に近づくと「・・側に日本三大車窓が眺められます」とアナウンスされます。田に水が張られる頃、その一枚一枚に月が映るさまは美しく、田毎と月と呼ばれています。誘われるままに、電車の窓から写真一枚撮りました。


(更級の姨捨の月)

 この地の眺めは、千年前平安時代の中頃、菅原孝標の娘が夫信濃の国司との生活を綴った「更級日記」にも、松尾芭蕉にも棚田に浮かぶ月光は「田毎の月」と知られ、古来から名月の里・俳句の里と親しまれています。個人的には長野を遠望できるこの地に来ると「地元に帰ってきた」との思いをしています。


(実り豊かな善光寺平)

 ここから見える善光寺平は、日本の大河千曲川がゆったりと流れ、米麦が育ち実り豊かな地であります。豊潤な地は、百済伝来の仏様を祀る善光寺にお迎えし1400年の歴史を経ており、貴族社会に終わりを告げた木曾義仲軍が旗揚げし、この地で兵糧を整えて京都に進軍し始めた、また、その実りを求めた武田信玄・上杉謙信の川中島合戦の地ともなりました。


(来年はご開帳)

 1400年間、七年に一度「善光寺前立本尊ご開帳」が行われております。来年がそのご開帳の年であります。「遠くとも一度は詣れ善光寺 救け給うぞ弥陀の誓願」といわれ、千葉成田山・香川金比羅様とともに一生に一度は詣る霊場と云われています。是非、これを機会に「善光寺」と「田毎の月」を訪れますことをお願いいたします。




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2008年08月13日

税理士集団の目線の違い

 私は税理士として、「関東信越税理士会長野支部」と「TKC全国会関信会長野支部」に所属しております。今回「地域力連携拠点事業・事業承継」への取り組みにおいて両者の目線の違いがハッキリしています。


(税理士会では)

 税理士は法律による強制加入団体でありますから、その活動は全会員での機会均等・平等を旨としております。今回の「地域力連携拠点事業・事業承継」でも、全会員に活動参加を求め、希望者の名簿を作成して各機関との連携を図ることとしております。問題点としては、内部広報はしますが徹底性には限度がありますので、その重要性を認識できる会員のみが参画という現状肯定的な結果となることであります。


(TKC全国会では)

 一方、TKC全国会は任意の集団でありますから、五輪開催国中国の「先富起来」の様に先発会員がリードし、集団としてその恩恵を浴する姿勢が常であります。すべてのプロジェクトはコンテスト形式でインセンティブが与えられます。対外広報活動も盛んで新聞広告・テレビコマーシャルを行います、今回の「地域力連携拠点事業・事業承継」も中小企業再生の好機と捉え、社会運動として展開しています。問題点としては、その運動の機敏さはややもすると会員外の税理士に焦燥感を与えてしまいます。


(税理士に与えられた立場の解釈)

 税理士法という法律に規定された範囲で行動する税理士会と、税理士ではあるがその行動を社会制度として付託された範囲を時代の変化に応じ解釈できるTKC全国会では、変化への対処が違ってくるのは仕方がないことであります。


(日本再生に求められるのは)

 「地域力連携拠点事業・事業承継」は経済産業省の事業であり、縦割り社会であれば中小企業診断士が従事したでしょうが、急を要する中小企業再生には「連携」という方針大転換のもと「企業の身近な相談相手ナンバーワン」である税理士の参画が求められたのであります。中小企業を支援するすべて団体は小異は捨て、日本再生に大同団結すべき時と考えます。



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2008年08月12日

求められる税理士事務所の指標

 税理士は全国で7万人程が登録されていますが、経営単位としては3万事務所ともいわれています。この3万事務所の動きが中小企業の「黒字決算」「適正申告」「経営承継」に大きな影響をもたらします。3万税理士事務所がお客様である企業の健全化と発展に向かって行動を起こせば、人口減少・連続赤字などの閉塞感を打ち破ることが出来る。


(黒字企業割合)

 今、「お客様の黒字割合を競う」ことが税理士事務所の大きな目標とすべき時と考えます。



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