2009年01月09日

スタッフへの学習支援

 世の中は百年に一度の不況とのこと、誰もが経験したことがないので何が起きるのか分からないのが本当。60年前に私が育った頃は、米国との戦争に負けた荒廃から朝鮮戦争特需で復興し始めていました。私の家族は父親が税務署勤務で新しい任地での住居の手当が出来ず。住まいは農家の鶏小屋だった建物に床を造った程度で、飲料水は井戸、その近くにはトイレがあるといった生活環境でした。周囲の人も貧しい方々でありました。子供の頃でしたから記憶が定かではありませんが、母方の祖父にして「乞食に嫁入りさせてしまった」と言わしめた貧しさでありました。


(貧しさ)

 子供の目にしたものは、収入が安定しない旦那、身を崩していく女性、あまりの貧しさに気がふれてしまった大人などでありましたが、鮮明に記憶しているのはお婆さん方、たき火の消し炭で塗炭を作り、野の草を使い子供の空腹を満たし、古着を糊つけ着る物に再生させていました。今で言うリサイクルで生活を支えている姿であります。誰に助けを求める訳でなく貧しさの中で一生を終えていました。


(貧しさに戻るのか、今の生活を守るのか)

 事務所のスタッフに私の見てきた事を話しましたが、豊かな環境で育った人にはピンとこなかった様でした。しかしながらこの不況は、20%のこれまでの豊かな生活を維持できる人と、80%の貧しくなる人の二極社会となるかもしれません。となれば商売が成り立たず廃業となる、会計事務所のお客が少なくなれば、全国30万人程の税理士・スタッフの半分は仕事にあふれる。残るには「本物」の実力を身に付けないと生き残れない。


(そんな危機感から)

 これまでのスタッフ育成は、所内研修・外部セミナー受講などでした。昨年から税務署への問い合わせが難しくなりましたことを好機として専門知識習得のスキームを見直し、
基礎学習は「マイトレ http://www.mykomon.com/service/training/ 」、
税務判断は「TKCローライブラリー http://www.lawlibrary.jp/fare.html 」
で対応することとしました。


星野会計事務所 http://www.tkcnf.com/hoshino/pc/
シニアのための財産と生活を守る会 http://plaza.rakuten.co.jp/sinianagano/



Posted by 税理士の星野 at 06:19│Comments(0)
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