2009年07月09日

大淘汰時代を生き抜く 提案

 この4月から、税理士会と長野県ITコーディネータ協議会(ITC長野)に対して、直面する「大淘汰時代に、地元中小零細企業が生き残るために、専門家集団は率先した行動が必要」と提案を重ねてきました。ようやく、7日には県連情報システム部長、8日にはITC長野の理事長・事務局長と協議し、方向性を合わせることが出来ました。


(大淘汰時代には・・・)

 今、日本は人口減少時代に突入し、戦後ベビー世代の大量定年退社で生産人口は減少し、国力は勢いを失いつつあります。生活水準を維持し、これまでと同じ豊かさを享受して行くには、少数精鋭、労働生産性を向上させなければなりません。大量消費製品は新興国で生産する労働の流動化は止められません。高付加価値製品しか日本で生産するものはありません。そこでは一生懸命働くという精神論でなく、「働く」新たな仕組みを創りあげることが求められます。経済産業省がすすめるJ-SaaS事業は、大変革に向けての提唱であります。IT化は絶対要件となっています。


(組織の盛衰を賭ける)

 日本経済を支える中小零細企業をお客様とする税理士は、ITによる間接部門の生産性向上・経営戦略戦術能力向上、国際競争力を持つ製品等々に支援を行わなければ、生き残れない。ITCは国策として、IT技能者として中小企業の現場で活躍することが社会的使命であり、実践活動がなければ、存在意義がない。


(具体的行動が明らかになる)

 ITC長野の民間事業部では、ベンダーやコンサルが手厚くサポートするにはコスト的に無理な企業のIT経営を支援する「中小規模・零細企業のコンサルティング」プロジェクトを始動します。IT経営を実現するプロフェッショナル ITCとして「経営課題を解決し、IT化すべき業務を最適にIT化し、事業を継続・拡大させる。大企業とのデジタルデバイドを解消し、負けない・元気な会社にする」活動がスタートします。そこで、税理士会はこのプロジェクトに積極的に賛同し、支援することになります。


(「簡単・経済的なIT紹介セミナー」の開催)

 ITC長野では、「何を選んだらいいか?」「何をしたらいいか?」「何かしてみたい!」との要望に応え、経営者に情報提供をする機会を企画しました。この9月中旬に「簡単・経済的なIT紹介セミナー」(案)を開催します。IT化に躊躇してきた経営者にIT経営のメリットを気づいてもらい、短期間で効率よくIT経営化の第一歩を踏み出して頂くことを目的に「中小・零細企業向けのソリューションのデモンストレーション」と「導入成功事例の発表」を予定しています。



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Posted by 税理士の星野 at 02:34│Comments(0)
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