2008年04月02日

年度末の資金供給

 日本銀行では、3月年度末国内の短期金融市場で金融機関のよる資金のやりとりが滞る状況に対応するために即日の資金供給オペを実施、特に31日は3兆円であった報道されました。活発し始めた経済活動が理由かと思いきや、海外発の流動性懸念(米国サブプライムローン問題)と年度末要因が重なったのが背景とのこと。


(年度末要因とは)

 金融機関では、自行の貸出(融資)残高は業績のバロメーターであります、数値を月末貸出残か月平均貸出高のどちらかを指標とするかは各機関に差はありますが、事業年度末日(3月31日)の貸出残高は気になる様であります。


(突然の電話は)

 ここ数年、借入返済だけの取引金融機関先から電話がありました「月末から月初一日でいいから借入をして欲しい」との事でありました。会計事務所での借入はささやかな金額でしかないのにと思いながら、承諾しました。


(統計の怪)

 受験校では、分母の受験者を減らし、合格者は何らか関係があった人を足して、合格率を計算。政府が行う統計値も分子が多いものだけで選んで重点施策の結果発表。上記の金融機関貸出(融資)金額の発表もしかり、物事の公表数値も斜め5度位ずらして見ていかないと本当の姿は見えてこない。



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Posted by 税理士の星野 at 06:16│Comments(0)
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