2009年05月10日

善光寺 勝手な考察  15、如是姫





 JR長野駅善光寺口の駅前広場には善光寺の方向に向いた如是姫像があります。その像は、病気の回復を感謝し、善光寺如来に香花を捧げ礼賛しているお姿であります。


(如是姫:善光寺如来の由緒とは)

 天竺の国(インド)にゲッカイという不信心な長者がおり、ある時その一人娘如是姫が病に冒された。ゲッカイはお釈迦様訪ね、助けを求めた。「真無阿弥陀仏と十遍唱えなさい」とのこと、教えの通りしたところ、一光三尊の阿弥陀仏如来がお姿を現し、如是姫はただちに治癒した。そこでゲッカイはお釈迦様に「如来さまのお姿を写して留め置きたい」と願い出ると、お釈迦様は竜宮に弟子をお使わしなり、閻浮檀金を得て、一光三尊の阿弥陀仏を鋳造された。その阿弥陀仏が、天竺から、百済を経て、善光寺の地に、天皇の勅命により寺を建てて納められた。


(物事の始まり)

 善光寺の秘仏がご利益が如何にあっても、始まりから特別で高貴でなければ広く信仰を集めることが出来ない。どの宗教団体でも教祖様は特別な誕生と成長の伝説を持っている。事業も同じで、創業者には青雲の思いがあり、幾多の苦難を乗り越えてきた物語が継続企業として成長発展するに必要であります。何となく創業したのでは、従業員の思いが一つにならない。


(見える化)

 創業物語があっても、善光寺参道の入り口にある如是姫像のように「見える化」は必要であります。伝統ある会社には創業者の像があり、創業の思いが刻まれています。人間は誰でも堕落性がありますから、常に「気を付け」の姿勢を維持させる仕掛けが求められる。


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Posted by 税理士の星野 at 13:27Comments(0)